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神への信頼を学ぶ

by Jasmin Ng

グレメル・バラクイット(フィリピン)&館林里帆(日本)SOT2018

私はフィリピン出身で、妻の里帆は日本人です。私たちは、2018年SOTで学んでいる時に出会いました。私たちは生い立ちや文化も国も違いますが、お互いにとても楽しく過ごすことができました。私たちがSOTに入学した目的は、主のために役立つ器になるために訓練されることでした。私たちは恋愛関係を求めていたわけではありませんが、主が私たちを結び合わせてくださいました。お互いに相性の良さを感じつつも、SOTでの学びに集中し続けました。卒業後すぐ、私たちはお付き合いを始め、最終的に私が里帆にプロポーズしました。2019年2月、私たちはフィリピンで結婚式を挙げました。結婚後、妻は仕事を続けるために日本に戻らなければなりませんでした。書類手続きの関係で、私のビザを取得するのに半年かかりました。ようやく2019年8月、妻と日本で再会することができたのです。

私の計画では、日本に腰を落ち着けた後、妻の教会で奉仕を始め、ウェブサイト開発者としてフリーランスで仕事を継続する予定でした。ですが、思ったほど簡単なことではありませんでした。クライアントが見つからず、実質的に無職のような状態でした。しかしその時期、心は少し落ち込んでいたものの、意識的にだらだらしないよう心掛けていました。内側の新たな炎によって、教会のメディアチームでの奉仕を始め、妻と共に毎週セルグループミーティングを持つようになりました。それまで、教会にはセルグループはありませんでした。2019年10月、私たちは最初のセルグループをスタートさせました。6回のミーティングを経て、メンバーは9人に増えました。私はミニストリーで頭がいっぱいになってしまい、夫婦関係にしわ寄せがきて喧嘩になることもありました。たった一人の稼ぎ手として、妻は仕事とミニストリーを両立させなければならず、体力的に疲れ切っていました。私たちはその日暮らしのような生活で、義理の両親に借金をしなければならない月もありました。妻は自分だけが家計に貢献しているという思いがきていました。

私は、日本の教会の主任牧師であるエルウィン先生に悩みを打ち明け、教会での奉仕に忙しくするよりも、二人の関係を築くことに集中したほうがいいとアドバイスを受けました。特に私と妻は知り合ってまだ1年ちょっとだったので、夫婦関係の基盤を築き、強めることを優先すべきでした。それで、私たちはミニストリーを休むことを決断しました。それ以来、私たちはそれぞれがデボーションから得た啓示をお互いに分かち合い、率直なコミュニケーションをとるように努めました。一番大きな打ち破りは、妻からもたらされました。彼女は、以前は自分の感情を抑えていましたが、今では腹を立てた時には気持ちをちゃんと言葉にするようになりました。

私たちは、夫婦でたくさん祈り、私の仕事にも神の御手が臨んでいることが見え始めました。多くの祈りの結果、2020年1月、友人の紹介でペットフード工場での仕事に就くことが出来ました。ですが、新型コロナの感染者数増加のため、2020年6月に妻は仕事を辞めなければならなくなりました。もし私が仕事をしていなかったら、経済的負担がとても大きくなっていたことでしょう。二人そろって無職になっていたらどうなっていたか想像もつきません。数ヵ月後、腰痛のため、ペットフード工場で仕事を続けられるかどうかが心配になりました。しかし、主は良いお方で、私にチャンスの扉を開いてくださいました。学習塾で週2回、英語講師として採用されただけでなく、2020年8月には2社のクライアントからウェブページのプロジェクト管理を打診されることになったのです。これまでに、4つのウェブページ・プロジェクトを完成させました。現在、2022年に新しいクライアントが1つ増えましたし、学習塾は私の教えるスケジュールを週4回に増やしてくれました。勤務時間も短く、体力的な仕事が軽減したにもかかわらず、この2つの仕事を合わせると、給料は前職の2倍にもなったのです。ハレルヤ!

里帆は、2020年6月に仕事をやめなければならなかった期間、沢山祈りました。主は、祈りとセルグループミーティングを始めたいという彼女の情熱に再び火をつけられました。特にコロナ禍において、教会員を繋ぎ合わせる必要性を感じたのです。エルウィン先生と話し合い、月2回の祈り会と、実際に集まりながらZoomも使用するセルグループミーティングを月1回行うことにしました。継続して集まるようになって1年以上が経っています。

また、教会からかなり離れた場所に住んでいる2人の新しい友人をZoomでの礼拝に繋げることができました。彼らは2020年から欠かすことなく礼拝に参加してくれています。2021年10月から会堂に戻って礼拝することになりましたが、教会のメディアシステムをアップグレードして、引き続き礼拝をZoomでライブ配信する必要性を感じています。そうすれば、遠方で礼拝に参加できない教会員も、礼拝に参加できるようになります。会堂での礼拝を再開して以来、教会員たちは神の臨在にもっと飢え渇いているように感じます。

2月、私たちは結婚3周年を迎えました。愛する妻と一緒に日本で生活することは、まさに冒険です。私を無条件に愛してくれる妻に感謝したいと思います。私たちのこれからの年月もキリスト・イエスにあって輝かしいものになると信じています。

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