真心からの献身的な愛を神に捧げる (2)

『オードリー牧師によるデボーション』

私が前回分かち合ったことは、神の願いは私たちが自ら神に心を捧げ、そしてその心を罪や汚れからきよめたいということでした。

まず、私たちの心の中に神に入っていただき、そして、心をきよめていただいてから、次のステップに進みましょう。

3. 3. あなたの心に神を招き入れる

エペソ3:17-18　
信仰によって、あなたがたの心のうちにキリストを住まわせてくださいますように。そして、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、すべての聖徒たちとともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、

イエスは私たちの心の中に住みたいと願っておられます。

マタイ12:35　
良い人は良い倉から良い物を取り出し、悪い者は悪い倉から悪い者を取り出します。

あなたの宝はあなたの心の中にある

自分にとって大切なもの、非常に価値のあるものは、良いものでも悪いものでも、それが心の中心になるのです！神を敬う生き方をするためには、自分の心の中に蓄えられているものを守る必要があります。

ルカによる福音書の中で、イエスはこのこと、お金に関する話しを大勢の人たちにされました。その人の大切にしている価値観を知る最も簡単な方法は、お金をどこに置いているかを見ることです。私たちは、気をつけないと、簡単にお金を愛し、お金を心の中心に置いてしまいます。

ルカ12:34　
あなたがたの宝のあるところ、そこにあなたがたの心もあるのです。

ここで大きな疑問があります。あなたは心の中で神を宝としていますか？それとも、何か他のものが神に取って代わっていますか？

「心を制するものは目を制す 」とは、よく聞く言葉です。これには、何を読み、何をテレビで見て、どんなサイトをよく見るか、などが含まれます。私たちは神に集中し、神を追い求め、神を招き入れ、神に満たされなければならないのです。

私たちが心にイエスを抱くとき、私たちは自分自身に問いかけなければなりません。「私たちは、周りの人たちに神の愛を示しているのだろうか？」と。

1ペテロ1:22　
あなたがたは真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、きよい心で互いに熱く愛し合いなさい。

私たちの中にあるキリストの似姿とは、魅力的なものです。私たちの中に神の愛を感じるからこそ、人々は私たちのそばにいたい、一緒に過ごしたいと思うようになるのです。愛が神の本質であるがゆえに、私たちが神に近づけば近づくほど、私たちは人を愛したくなるのです。私たちはもっと神に満たされ、もっとたくさんの愛を与えることができるようになり、それは終わりのない成長のサイクルとなります。

1テサロニケ3:12-13
私たちがあなたがたを愛しているように、あなたがたの互いに対する愛を、またすべての人に対する愛を、主が豊かにし、あふれさせてくださいますように。そして、あなたがたの心を強めて、私たちの主イエスがご自分のすべての聖徒たちとともに来られるときに、私たちの父である神の御前で、聖であり、責められるところのない者としてくださいますように。アーメン。

この聖句は、私たちが愛すれば愛するほど、神が私たちを愛で満たしてくださることを教えています。

2テサロニケ 3:5
主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐に向けさせてくださいますように。

神の愛がどれほど広大で、どれほど壮大で、どれほど巨大なものか、想像できるでしょうか。

もし神があなたの心の中におられるなら、神はあなたの心の中心となることでしょう。

4. 4. 神にフォーカスする

心理学では恥のスパイラルと呼ばれるものがあります。これは、あなたが何か悪いことをしたときに、そのことについて悪いと感じ、罪悪感を抱くことです。自分が何を間違ったのか、自分はどれほど不十分な者か、いろいろと考え始めます。その結果、また同じことを繰り返してしまうのです。なぜなら、心がそのことでいっぱいになってしまうからです。そして、このサイクルが続いてしまいます。そこから抜け出す唯一の方法は、心を他のものに集中させることです。私たちは、自分の心を良いものに集中させるよう注意しなければなりません。

ルカ 21:34
あなたがたの心が放蕩や深酒や生活の思い煩いで押しつぶされていて、その日が罠のように、突然あなたがたに臨むことにならないように、よく気をつけなさい。

神は、あなたの心が打ちひしがれることを望んでおられません。あなたを創造し、あなたを愛し、あなたのために最善のことを望んでおられます。あなたが人生を全うすることを望んでおられます。ですが、あなたの心を神に集中させなければなりません。なぜなら、あなたが大切にしているものはすべて、あなたの心のある場所になるからです。

もしあなたがこの世の重荷を肩に負っているのなら、その重荷がそっと背中から落ちますように。自分を縛る鎖から解き放たれ、いよいよ前に進むことができますように。あなたがキリストを心の中心に据えることで、人生に思いがけない喜びがもたらされ、生きていることの素晴らしさを思い起こすことができますように。